娘が小学校2年からお世話になっている歯科クリニックの先生が辞められると言うことを知り、ショックで悲しくて…。

娘は歯並びが悪く、矯正をするために長い間お世話になりました。

その間色々なことがありました。

習い事をしている時にに外した矯正装置を失くして、作り直すために歯型をとったら見つかったことがありました。その時は「できるだけ装置は入れて欲しいけれど、子供の心に傷を残すことになるのは可哀想だから、学校や習い事ではしなくていいですよ。」と娘を心配して下さりました。

思春期に入ると装置をなかなか入れてくれなくなり、私が困っていると

「こういう時期ですから、私から話しますからお母さんは話さなくていいですよ。」と本来なら母親の私が責められるはずなのに、そうおっしゃって下さいました。

息子は大の病院嫌いでクリニックに来ても椅子に着くことが出来ず、私のひざの上に座り、しかも、男性の先生には触らせることめ出来ず、若くて可愛い歯科衛生士さんにだけ治療してもらっていました。いつも先生に申し訳なく思いながら一年経ち、やっと先生に診てもらった時には「やっと私に診せてくれる時がきたねー。先生は嬉しいよ。」と沢山褒めて喜んで下さいました。

愛情のある先生の言葉にどれだけ励まされ、助けられたことか…。

歯の治療で子供達はお世話になりましたが、それ以上に子育て、そして人として沢山学ばせて頂きました。

先生はこれからご自身の親の介護を楽しむと笑顔でおっしゃっていました。

またまた先生らしい、素敵な選択だなと感心するとともに言葉では伝えきれないくらいの感謝の気持ちで一杯になりました。

先生の引退と同じくして、娘の歯の矯正も完了し、まるで先生に待っていてもらったみたいです。

長い間お世話になりました。

先生お疲れ様でした!!

お互いの卒業を祝い、新しい人生の始まりがより幸せでありますように!!