先日卒業したAちゃんのお母さんBさんとランチギフレシをしました。

複数の生徒がいる新たな場所で頑張っているAちゃんの話をしました。

「こんなに早く卒業になるとは…。こんな日がくるなんて…。」とBさんは私の顔をみて嬉し泣きを何度もしていました。

「恵利子さんの顔を見ると泣けてきて…。」と。

Aちゃんの卒業は私にとってもとても嬉しいことで、私にはとても大きなご褒美です!

Bさんにバーズをしてあげたあとで会話していたら、過去の話になり、「過去は変えられるのよ!」と私の過去の話をした後、Bさんが、悲しみが湧き上がり、わぁっと泣き出してしまいました。

それはBさんが子どものころの話でした。

Bさんのお父さんは長い間ずっと不倫をしていたそうです。

お母さんをかわいそうに思いながら、幼いBさんはそれを知っていたけれど、知らないふりをするしかなかったそう。

離婚しなかったのは幼いBさんがいたから。「私がいなければ、離婚出来たのに。私がいなければ良かった。」とそう自分を責めたそうです。

その事実は記憶にはあっても自分の感情はまったく記憶になく、辛かったことさえ、思い出さなかったそうです。

ずっと心の奥底に閉まった感情はなくなることはなく、Bさんはお母さんの気持ちを半分肩代わりしたまま今日まで生きてきたのです。

お母さんの気持ち、お父さんの気持ち、そして幼いBさんの気持ち、それぞれの気持ちは、今でも複雑に絡まり解けなくなっていました。

Bさんのその時の辛い悲しい気持ちを全部受け止めて抱きしめて「苦しかったね、悲しかったね。本当はお父さんお母さんに甘えたかったね。死にたいくらい辛かったね。」と様々な気持ちを全部、抱きしめてあげました。

そしたら、3人の絡まった感情がするすると解けてそれぞれがそれぞれのところに戻っていきました。

そのとたん、私は身体が軽くなりました。Bさんの身体がBさんだけのものになったのがわかりました。(Bさんはお母さんを半分身体に入れたまま生きていたのです。)

Bさんは身体が柔らかく軽くなり、視界も1.5倍見えるようになったそうです。

距離を感じていた旦那様をも素直に愛せる感覚と、ご両親にも感謝の気持ちを持つ事が出来ました。

Bさんはもうひとつ思い出してくれました。

Bさんは子どもの頃に人とは違う能力があり、「もう絶対に使わない!」と固く誓った記憶が蘇ってきたそうです。

人とは違う能力を持つAちゃんのお母さんだから、Bさんが人とは違う能力があるのは当然です。

今、それに気づいて認めたので「これからは人のために使っていきます!」と誓ってくれました。

アクセスバーズだけのセッションでしたが、壮大な時間と記憶を旅した凄い濃いセッションでした。

帰る時、それまでとは違うBさんは自分の身体に驚いていました。

ここからがスタートです。

BさんはBさんの人生を自分で生きて行ってください。

誰のためでもなく、自分のために。